陶房蟲蔵

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『歌となる言葉と形』の作品考察

『歌となる言葉と形』の展示作品について、簡単ではありますが考察してみたいと思います。
作品鑑賞会で述べた言葉です。
『この作品は陶器です。木島先生にこの歌の説明を承けたとき、[未完]とタイトルがついていると聞きました。陶芸で[未完]となると、それは[焼かない]だと思いました。が、黒蟻に作品の完成を託すので、方向性としては[完成]が目標であります。では[焼かない]陶芸はどうでしょう。設置した瞬間は完成かもしれません。しかし、風雨にさらされ形は崩れます。粘土は流れ土に還ります。これは目的の[完成]ではなく、風化です。これでは方向性がまるで逆だと思い、[焼いた]作品にしました。そしてこの形。球体から延びる枝を止め、[未完]としました。僕の作品の枝は、延びて巻いたり、刺になったり。その延びを見る人によって感じていただきたいのです。鉄芯の脚の様に地上に行くも良し、空にむかい葉をつけるも良し。作品の題名が[塊]ですが、中は空洞です。中に[黒蟻]が住み着いたら、[完成]なのかもしれません。』
以上が作品のコンセプトです。
[黒蟻]とはつまり、私達人間の意志なのかもしれません。
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by mushikura | 2009-10-10 19:31 | 陶芸日記

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